エンハンサーカタリスト84M-2 インプレ
今日は開発に参加させて頂いたティムコさんのエンハンサーカタリスト84のインプレを。

エンハンサーカタリスト EHCT84M-2
8'4" 8〜20lb 7〜21g 140g
※画像はプロトです
製品版は見た目が少し変わります
まずは開発経緯ですが、ティムコさんのロッドラインナップ中で桜鱒に対応しているのがエンハンサーカスタム96(現在は廃盤となりました)とエンハンサー86。
エンハンサー86は私の好みよりも柔いのでカスタム96を使っていて、大河川に行けば快適に使えていました。
が、中規模河川での釣りがメインな私はさすがに96ともなると長すぎる場面が多く窮屈な思いをしていました。
ルアーで後ろのボサ叩いたり。。。
かっこ悪いですよね。笑
そこで8フィート半ばくらいの桜鱒にドンピシャなロッドを作ろう!と話が進み、開発に参加することに。
開発中のメーカーと私の共同認識としては『シュマリMD90にドンピシャなロッドを作る』こと。
そしてその操作性を持たせつつ米代川、雄物川なんかのド流芯ででかいのを掛けても負けないパワーの両立。
そこを着地点として開発をスタートさせました。
MDをメインに釣りを組み立てて、もちろん状況に合わせてD90や110F、88MRも使いやすいように設定してあります。

最初きたサンプルはまさに棒とでも言うべきか…ティップの先まで『ジャキンッ!!』としたものでした。笑
イメージでいけば…そうだな…
やや強めの港湾シーバスロッドくらいかな。笑
キャストが決まればMDがびっくりするくらいライナーで飛ぶ。
けどこれは…硬い。
こんな硬いロッドでサクラやったことない。笑
硬い=強い、というイメージを持つ人が多いかもしれませんが硬けりゃいいってもんじゃない。
しなやかに曲がり込んで強い反発を生み出すロッドが欲しい。
ロッドは曲げてこそ意味がある、曲げてこそ力を発揮する。
私は川や海のルアーやら鮎釣りやらフカセ…といろんな釣りをしますがどの釣りにおいてもそこは強く意識しながら釣りしています。
棒みたいなロッドでドラグズルズルにしてたら意味ないですよね。
鮎釣りで荒瀬抜クラスのアホみたいなの使ってるのに全然絞らずにどこまでも掛かり鮎について下っても意味ないんです。笑
そう思うからこそのドラグ設定であり、ライン、スナップ、フックとロッドに最大限の仕事をさせるタックルバランスで釣りをしています。
話が脱線しましたが、ティップ〜ベリー、ベリー〜バットとスムーズに曲がり込んでしっかりと魚の抵抗を受け止める。
そして曲がった分反発して起き上がる、グイグイ寄せて来れるロッドバランス。
そこを目指して手を加えていきました。
また、ティップの振れ感度も拘ってセッティングしました。
トロ瀬でMDミノーを使ってスローに探っていく釣りでは手元にプルプルと泳ぎが伝わるか伝わらないか…くらいのスピードで巻く事が多い。
その絶妙なスピード、スローな釣りをする時はティップの振れを見ながら巻くことでミノーの振動を手と目で感じながら釣りができるようにほんの少しだけ柔らか目に調整しました。
もちろん操作性は落とさないように(ここが難しかった)
バット部はやや強めの設定です。
絶対力負けはしたくないので漢の設定にしました。笑
『ここで踏ん張らなきゃヤバイ!』って時にドラグを絞って真っ向勝負できるように。
やや繊細めなティップと強靭なバットを絶妙なバランスのベリーで繋いで、『しなやかで強い!』ロッドが仕上がったと思います。

ガンガン瀬の釣り、流芯の向こう側で掛けた桜鱒。
曲げる、踏ん張る、耐える、寄せる。
ブランクの強さが見えました。
ガイドはやや大きめの設定でPEはもちろんナイロンラインも抜けがいいように設定。
PE専用設計でも…とも考えましたが、私自身初期のガイドが凍る時期や後半の瀬釣りでナイロンを使うのでそこはどちらも使えるようにしました。

発売時期は現在調整中のようですので、メーカーさんの各種SNSや当ブログでもアナウンスさせて頂きたいと思います。
どこの河川でもまずはこの竿があれば通用するかな!って仕上がりになったと思います。
あと余談ではありますが、テストにあたってはティムコさん以外の他社ルアーもたくさん投げました。
ヘビーシンキングとかはうちにないのでそうやって使用感を確かめるしかないので。
我ながらなかなかいいロッドになったと思います。
私自身も仕上がりが楽しみです!
ぜひ御検討よろしくお願い致します(*^^*)

エンハンサーカタリスト EHCT84M-2
8'4" 8〜20lb 7〜21g 140g
※画像はプロトです
製品版は見た目が少し変わります
まずは開発経緯ですが、ティムコさんのロッドラインナップ中で桜鱒に対応しているのがエンハンサーカスタム96(現在は廃盤となりました)とエンハンサー86。
エンハンサー86は私の好みよりも柔いのでカスタム96を使っていて、大河川に行けば快適に使えていました。
が、中規模河川での釣りがメインな私はさすがに96ともなると長すぎる場面が多く窮屈な思いをしていました。
ルアーで後ろのボサ叩いたり。。。
かっこ悪いですよね。笑
そこで8フィート半ばくらいの桜鱒にドンピシャなロッドを作ろう!と話が進み、開発に参加することに。
開発中のメーカーと私の共同認識としては『シュマリMD90にドンピシャなロッドを作る』こと。
そしてその操作性を持たせつつ米代川、雄物川なんかのド流芯ででかいのを掛けても負けないパワーの両立。
そこを着地点として開発をスタートさせました。
MDをメインに釣りを組み立てて、もちろん状況に合わせてD90や110F、88MRも使いやすいように設定してあります。

最初きたサンプルはまさに棒とでも言うべきか…ティップの先まで『ジャキンッ!!』としたものでした。笑
イメージでいけば…そうだな…
やや強めの港湾シーバスロッドくらいかな。笑
キャストが決まればMDがびっくりするくらいライナーで飛ぶ。
けどこれは…硬い。
こんな硬いロッドでサクラやったことない。笑
硬い=強い、というイメージを持つ人が多いかもしれませんが硬けりゃいいってもんじゃない。
しなやかに曲がり込んで強い反発を生み出すロッドが欲しい。
ロッドは曲げてこそ意味がある、曲げてこそ力を発揮する。
私は川や海のルアーやら鮎釣りやらフカセ…といろんな釣りをしますがどの釣りにおいてもそこは強く意識しながら釣りしています。
棒みたいなロッドでドラグズルズルにしてたら意味ないですよね。
鮎釣りで荒瀬抜クラスのアホみたいなの使ってるのに全然絞らずにどこまでも掛かり鮎について下っても意味ないんです。笑
そう思うからこそのドラグ設定であり、ライン、スナップ、フックとロッドに最大限の仕事をさせるタックルバランスで釣りをしています。
話が脱線しましたが、ティップ〜ベリー、ベリー〜バットとスムーズに曲がり込んでしっかりと魚の抵抗を受け止める。
そして曲がった分反発して起き上がる、グイグイ寄せて来れるロッドバランス。
そこを目指して手を加えていきました。
また、ティップの振れ感度も拘ってセッティングしました。
トロ瀬でMDミノーを使ってスローに探っていく釣りでは手元にプルプルと泳ぎが伝わるか伝わらないか…くらいのスピードで巻く事が多い。
その絶妙なスピード、スローな釣りをする時はティップの振れを見ながら巻くことでミノーの振動を手と目で感じながら釣りができるようにほんの少しだけ柔らか目に調整しました。
もちろん操作性は落とさないように(ここが難しかった)
バット部はやや強めの設定です。
絶対力負けはしたくないので漢の設定にしました。笑
『ここで踏ん張らなきゃヤバイ!』って時にドラグを絞って真っ向勝負できるように。
やや繊細めなティップと強靭なバットを絶妙なバランスのベリーで繋いで、『しなやかで強い!』ロッドが仕上がったと思います。

ガンガン瀬の釣り、流芯の向こう側で掛けた桜鱒。
曲げる、踏ん張る、耐える、寄せる。
ブランクの強さが見えました。
ガイドはやや大きめの設定でPEはもちろんナイロンラインも抜けがいいように設定。
PE専用設計でも…とも考えましたが、私自身初期のガイドが凍る時期や後半の瀬釣りでナイロンを使うのでそこはどちらも使えるようにしました。

発売時期は現在調整中のようですので、メーカーさんの各種SNSや当ブログでもアナウンスさせて頂きたいと思います。
どこの河川でもまずはこの竿があれば通用するかな!って仕上がりになったと思います。
あと余談ではありますが、テストにあたってはティムコさん以外の他社ルアーもたくさん投げました。
ヘビーシンキングとかはうちにないのでそうやって使用感を確かめるしかないので。
我ながらなかなかいいロッドになったと思います。
私自身も仕上がりが楽しみです!
ぜひ御検討よろしくお願い致します(*^^*)
コメントは管理者の承認後表示されます(*^^*)